スキップしてメイン コンテンツに移動

反緊縮政策入門のための私的バラノート(仮題)

中野剛志著「富国と強兵」抄文
 ➡戦争と中央銀行p219より
戦争で発明されたのは飛行機や戦車だけではなかった。
イギリス政府は18世紀から19世紀にかけてナポレオン戦争などの戦費調達のために国債が大量に発行された。そのため1853年当時のロンドン取引所の名目額の7割を占めた。
②国債を取引する為の債券市場が著しく発達したため、それは株式市場の発達も促した。金融市場も資本主義そのものと同じく、戦争を起源とすると言える。
しかし当時のイギリスではイングランド銀行を戦争目的以外で使うには大きな制約があった。自由主義的な政治風土のなかで国家の権力の行使には強い抵抗があり、国家が貨幣を独占する権限も法律で厳しく制限された。
通貨の金または銀への兌換が義務付けられていた。
こうした制約を打ち破り、ケインズ的なマクロ経済に道を拓くまでにはまたしても戦争を待たねばならなかった。それも、あの巨大な二つの大戦を。

コメント